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ザク様は『北斗の拳2000究極解説書Part2』によると、拳王近衛師団師団長であらせられる。
さらに重要な情報を自ら拳王様にご報告なさられたり、拳王様のブーツ(スネ当て?)をお履き直させられたり、と拳王軍団で最も超多忙(そのおかげで素敵な目の下に隈ができている)なお方であらせられる。
これだけの任務を拳王様から任せられているのだから拳王様から最も信頼厚き部下なのである。
拳王様の部下で名前を呼ばれる者などそういない。
劇中で名を呼ばれたのはリュウガと赤鯱、そしてザク様の三人のみである。
すなわち、拳王様に名を呼ばれる=信頼できる部下 と思われる。
登場回数は拳王配下で最も多いと思われ、初登場は単行本10巻『帝王の微笑!の巻』であり、お酒を嗜む拳王様にケンシロウとサウザーの戦闘報告をなさっているのがザク様である。
初めて(唯一)拳王様に名をお呼ばれになられたのは13巻『流れる雲のように!の巻』である。
拳王様に「拳王配下の最強部隊」をケンシロウへ差し向けるよう命じられ、「はっ」と一言返事をなさるザク様。
風になびくマント、横一文字スリットのはいった兜からの覗かれる素敵な目、そしてザク様のチャームポイント且つ判断基準であるダンディーな黒い口髭。ザク様ファン中、ほぼ100%の人間がザク様のナイスミドルぶりに惚れたシーンであろう。
同巻『翔べよ雲!の巻』でバイクを駆り、見張りに開門させるよう命じているのもザク様であり、『湧きたつ雲!の巻』の「拳王め数にまかせてわれわれを止めようと!!」と言う台詞のコマで先頭をバイクで走っているのもザク様ではないかと思われる。
15巻『肉体を越える魂!の巻』では鉄弓隊の指揮官を務めておられ、登場するたび甲冑が違う。
このあたりからも地位の高さを匂わせており、同話ではユリアに治療してもらったりとますます地位の高さを匂わせておられる。
このときは兜をかぶっておらず、素敵な目、隈、ダンディーなお髭、さらに今まで明らかにされていなかった格好いい前髪がフルオープン状態でおられ、これを見た老若男女全てのザク様ファンが失神したことであろう。
しかし、戦闘に直接参加していないザク様は何故お怪我をなさったのか?それは、対フドウ戦で拳王様が地につけた線から戦闘中一歩でも退いたら拳王様の背に向かい全矢射ち放てとの命令に対し、フドウに矢を放ってしまい、「敗れて命を拾おうとは思わない」拳王様に部下共々怒りの鉄拳をお浴びになられたのであろう。
しかし、拳王様に不壊の忠誠を誓い、「拳王様の夢は我が夢」とお考えになられていたであろうザク様に拳王様を射ることができようか!?いやできるはずがない!拳王様の御意志に背いてしまったザク様は名台詞「われらの思慮の足りなさが拳王様の怒りにふれました」といって悔いたのであらせられた。
ここで注目すべき点は拳王様の怒りの鉄拳をお浴びになられたのにも関わらず、生きていたことである!南斗五車星風のヒューイですら一発でやられたのに、炎のシュレンですら脚(及び全身)を複雑骨折し、その衝撃で吐血までしたのに、海のリハクが仕掛けた巨大な岩すら砕けるのに、ザク様は頭と右上腕部をお怪我なさった程度なのだ!!
この時点でザク様は南斗五車星以上の屈強な戦士であらせられることがわかる。
さらに驚くべきは同巻『あえて愛を絶つ!の巻』では、ユリアを失って初めて愛と哀しみを知ることができると判断し、ユリアの命を奪おうとした拳王様に慈母の宿星にうたれたザク様は、何と拳王様に向かい矢を放ち、拳王様の腿に命中なさったのだ!
よく考えていただきたい、北斗神拳には二指真空把という技があり、レイ曰く、「ボウガンなどやくにはたたん!!」「矢を放った人間にその矢が返ってくるぞ」であり、北斗神拳正統伝承者であるケンシロウも「一子相伝の暗殺拳北斗神拳の前にはボウガンの矢など止まった棒にすぎん」と言っている。さらに拳王様は北斗最強の漢にあらせられる。シュレンの軍団が放った火矢など片手で払いのけている!
そんな拳王様に矢を突き立てたのは劇中で二人、レイとザク様のみなのだ!!
しかも、レイはマミヤやマコやアイリ等女子供でも簡単に扱えるボウガンで拳王様を射っているが、ザク様は弓で拳王様の腿に矢をお当てになられておられる。
これはどういうことか、ザク様は南斗水鳥拳伝承者、否、南斗六聖拳級の腕前を持つ、超絶達人であることを意味しているのだ!!拳王配下最強武将と言っても過言ではないであろう。
単行本14巻『哀しみの秘法拳!の巻』で村に着いて倒れたフドウの背中には無数の矢が刺さっていたが、これは前述した13巻でザク様が放った矢かも知れない。
しかし相手はかつて拳王様を恐怖させ、鬼と呼ばれたフドウである。死を賭して挑めばフドウを討ち取れたかも知れないが「拳王様の野望の先を見据えねばならぬ」であろうザク様はここでは死ねないとお考えになり、多くの部下を失ってしまった事もあってやむなく退避のではないだろうか。
帝都編でザクという名の郡都のボスが登場する。拳王軍解散後帝都に再就職したと思っている方もおられるだろうが否である。
GOLANにさらわれた美女の名はケイ、トキの治療を受けた病の少年の名もケイ。アインを裏切ったのはレン、小説北斗でセイジを追っている北門の拳修験僧の名もレン。
このように同名だが全く別人もいるのだ。ザク様と郡主ザクもこれに当てはまるのではないだろうか?だいたい郡主ザクは名前だけで劇中には登場していない。
ザク様は、野望達成直前で天へ帰った拳王様のお墓を護り、ひっそりと暮らしていると私は思う。その方が命令に背いてでも拳王様に生きてもらおうと、フドウに矢を放つよう鉄弓隊に命じたザク様らしい。
北斗無双では北斗の寺院にお宝が眠っていると思い込んだ野盗がウロウロしていた。拳王様のお墓ともなると「すげえお宝が眠ってるにちがいねえヒャッハー!!」と無法者が群がってくるに違いない。
そこでザク様が必要となるのである。多忙すぎて帝都に再就職してる場合じゃないはずである。
ウイグル獄長と比べたらどちらが拳王配下最強武将なのか見定めるのはとても難しい。獄長はケンシロウに全身の秘孔を突かれ、小さく畳まれて墓へ押し込められ死亡したにもかかわらず、墓から甦ったからである。
当ページを御覧になられている方々、ザク様の魅力や凄さがお解りいただけたであろうか。「ザク様最高!」「ザク様は千年に一人現れるスーパーナイスミドルじゃ!」「俺もダンディーなヒゲを生やすぞ!!」「あんなオジサマに抱かれたいわ!」「あのような優れた部下が欲しいのう」「ザク様みたいな上司がいたらなあ」「うちの親父があんなにかっこよかったらいいのに」「MSの性能の違いが戦力の決定的差でないことを・・・教えてやる!」「ザクとは違うのだと、ザクとは!!」等と思っていただければ、この上なく幸いである。
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JC6巻「悲しき天才!の巻」登場 トキだと思って付いてきたがアミバと知って命令を聞かなくなった者達の一人。 |
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JC8巻「見えざる魔拳!の巻」、 JC8巻「死者の警告!の巻」、 JC9巻「永遠の死闘!の巻」登場 拳王侵攻隊。 |
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JC10巻「帝王の微笑!の巻」、 JC11巻「北斗の星 騒ぐ!の巻」登場 上段は拳王様にケンさんとサウザーの戦いを報告する人。 |
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JC12巻「人間の証!の巻」登場 トラックの一家を襲っていた連中。 |