ネタバレ!?蒼天の拳日記


毎週書くぞゴルァ


2001/11/13
第二十二話 艶ある黒!!の巻
めっきり寒くなって参りましたね。ノドいてえ&鼻水とまらねえ。
卓上カレンダー届いたぞコラ。

子英は拳志郎を待っていた。潘光琳と拳志郎の思い出の場所、上海灘で。
子英の足下に例の号外が風で飛んできた。子英はこれだけ指名手配されては出てこれないのでは、と思った。
その時、号外を踏み一人の男が現れた。現れるなり男はこう言った。
「石鹸のいい匂いだ… ちゃんと風呂に入っているようだな これならシラミも寄りつかんだろう」
「あ!? シラミに文句あんの?オッサン シラミの文句は―――っ」と子英が言い返しかけると、
男は被っていた帽子を脱ぎ、「誰に言ったらいい?」と言った。男は拳志郎だった。拳志郎とわかった途端、子英は拳志郎の胸に飛び込んで喜んだ。

フランス陸軍病院。葉さんは潘光琳が生きていることを拳志郎に伝えた。呉に捕らえられていることも一年以上いたぶられ続けられていることも。
呉がなぜそこまでして潘をいたぶり続けるのか、拳四郎は疑問に思った。葉さん曰く、呉は無類の女優狂いで、女優となる見境ない。
呉はかつて上海で売り出し中だった人気女優楊美玉に目をつけたのだが、楊は潘の恋人だった。呉それを知りながらも楊に手を出したのだ。

こんなことがあった。
呉は楊の楽屋に押しかけ、無理矢理犯そうとした。楊の服を裂き、嫌らしい顔を近づける呉。だが、楊は顔色一つ変えない。
呉はそんな楊を見て、銃をとりだした。「一体俺のどこが不満なんだ!」金ならある、主演映画を撮らせてやるから俺の女になれと脅しかける呉。
それでも楊は怯まない。「汚れた金ならいらないわ」それを聞いて呉は憤慨した。自分と潘は同じヤクザ、何処が違うんだと問いつめる。
「言葉に気をつけろ このまま突っ込もうと思えば突っ込めるんだあ!」呉は楊の胸に銃を押し当てた。「なら…いいわ」楊は銃に手を伸ばし、
呉の指の上から引き金を引こうとした!「私を殺して 死体とやりな」それを聞いた呉は言葉も出ずただただ驚くばかりだ。
呉がふと目線を下に降ろすとそこには写真立て。その写真立てには潘の写真が。呉は鏡に映った自分の顔と潘の写真を何度も見比べた。呉は顔で差別されたと思ったのだ。
それは違った。潘も呉も同じ黒幇。だが潘の黒は下地に暖かい赤がある艶のある黒、そんな潘の心の色に楊は惚れたのだ。だが、呉はそれを理解できず、
写真立てに向かって銃を乱射した。「ふぅ〜いいだろ俺と同じだと証明してやろう年月をかけていたぶり恐怖と苦痛を与え続け醜〜くなった潘の首を持ってきてやるよ」

玉玲と幼なじみの楊、今や中国一の人気女優である。「潘の居場所を呉の口から直接聞いてやろう」拳志郎はその場を去ろうとした。
「しかし 呉の居場所がまったくわからなければ」とうつむく葉さん。「それほどの女優…… 呉なら今もきっとつきまとっているはずだ」

平安飯店。
美しいピアノの調べが響くその店に楊の姿があった。楊はピアニストが変わったことに気付き、またそのピアニストが奏でる曲に心地よくなった。
ピアノの上のグラスに札を数枚入れる楊。「ありがとう美玉」煙草をくわえたままピアニストは言った。
「あら 私を知っているの?きっと映画を観ていただいたのね」
「いや残念ながら映画は観てない だが君と玉玲はよくここでこの曲をピアニストにせがんでいた… おかげで俺はすっかりこの曲を覚えてしまったよ」
「あ あなた玉玲のことを はっ!! あなた …ま まさか……」楊が言いかけたその時、ピアニストは付け髭をとって初めて楊の方を向いた。
「まだ…俺の顔を覚えていてくれたようだな」「え…閻王… 拳志郎」

脅しのきかない楊カコイイ!!子英は病院の風呂に入ってるんですかね。あと拳志郎のくせである腕をバッと上げる仕草がピアノを弾くときにも
現れているのが芸細かですな。楊に話しかけられて赤面する人の良さそうなボーイさんがなんか気に入った。(汗)ではん。

2001/11/06
第二十一話 惨たらしき凌遅刑!!の巻
ヌドォン。
卓上カレンダーまだ届かねえぞコラ。

街では号外がまかれていた。無論、閻王が大新世界に現れたことについての記事だ。
号外を読む紳士の新聞を後ろから覗く男の影。それに気付いた紳士は向きを変えて見るが、男はすでに自分の横にいた。その男はなんと閻王。
閻王が自分の目の前にいる。紳士は驚くあまり言葉も出なかった。

酒場―――。
「へ〜こいつが閻王か 悪そうなツラしてやがる こいつはとんでもねぇ悪党だぜ なぁ!!」怖そうな男が新聞を見ながら連れ共に言った。
そうですねと連れの一人が話を合わせるように言うが、あんたこそ怖えぇ〜よともう一人が心の中で突っ込んだ。怖えぇ男は隣に座っている男に、
こんなひでぇツラじゃ見つかっちまうぜと話しかけて男の背中をどんと叩いた。「ああ……そうだな」そう答えた隣の男はまたもや閻王!
閻王に気付いたバーテンは硬直した。だが、怖えぇ男はケンシロウの顔を見て、虫も殺せない大人しい顔だと笑った。
この人アホなの?(爆)怖い男の話によると、この号外は新聞社を持ってる呉の手によってまかれたらしい。
突然バーテンはしゃがみ込み、号外の記事をよく見てみた。閻王の首に懸賞金200万元〜!!
怖えぇ男一行は閻王探しの話で大盛り上がり。閻王が恐ろしく腕が立っても毒を盛ればイチコロ、明日から閻王探しと乾杯まで始めた。
バーテンは震える手で拳志郎の前に酒を置いた。酒を口に運ぼうとする拳志郎。バーテンは息を飲んだ。くんくん「…この酒臭せぇな」
拳志郎の自慢の鼻がなにか異変に感づいた。「奢るよあんた飲め」とバーテンに酒を差し出す拳志郎。この酒を飲むわけにはいかない。
すると怖えぇ男が飲まないなら俺が飲むと横から盃をとり、一気飲み!「かは――っ」の吐息がいい感じだ。(汗)この男、この辺りを仕切る紅華会の
者らしい。しばらくしてこの親分、気持ち悪いと顔色が悪くなった。バーテンは親分の話を聞いたとおり酒に毒を盛って閻王を殺そうとしていたのだ。
「残念だったな…」拳志郎が親分の肩をポンと叩きながら言った。流石の親分も漸く閻王に気付いた。だが時既に遅し。「毒盛るつもりが……… 
も 盛られちゃった どね…」お 親分〜!!(爆)親分ニイイチンスラ。

所変わって上海フランス租界 フランス陸軍病院。病室のベッドにはなんと葉さんが。そして子英とギーズ大佐の姿も。葉さんはギーズ大佐が病院に
入れてくれたことに礼を言った。だがそれは拳志郎を生かしておくには葉さんを生かしておいた方がいいというギーズ大佐の判断によるものであり、
ゴロツキ同士で殺し合ってくれた方が魔都上海の浄化に都合がいいからだそうだ。そしてギーズ大佐は言った。「お前たちにとって心強い男がまだ生きている」

上海郊外――砦のような建物。薄暗いトンネルのような道を車椅子の男とそれを押す者が。呉東来だ。誰かを凌遅刑と言う拷問にかけているらしい。
「さぁて食事の時間だ 今日は何寸にしようか よおし三寸喰わそう!」そういって呉は壁に埋め込んであるボタンを押した。すると、無数のネズミが
ネズミは死の気配を嗅ぎつけると食らいつく等と言いつつレバーを回し、ネズミと凌遅刑にかけられいる者を塞ぐ鉄格子を開けた。ネズミは一斉に、
その者の足先に食らいついた!「ぬわぁっ」悲鳴を上げる男。この拷問を何回かけられたのか、その男の足の指は既に無く辺りには夥しい血のあとが。
「はい今日は そこまで――っ!!」呉は鉄格子を閉めた。呉は男に話しかけた。お前の朋友閻王が帰ってきたと。
潘光琳!! 運がよければお前は奴と一緒にあの世に行ける」呉は潘がネズミにかじられる以外反応がなくなったのかと思い、
またくるよとその場を後にした。トンネルに呉の下品な笑い声と水滴が落ちる音が響く…。「け……拳志郎… おまえ……………」潘は泣いていた。

潘光琳、やっぱり生きていましたね。個人的にはあの顔の怖い親分がすぐ死んじゃって残念です。(汗)
ではん。

2001/10/30
第二十話 地獄の神に祈れ!!の巻
お久しぶりです。黄金伝説、ペットボトルコミックス第二弾はもうお買い求めになられましたか?まだの方はニイイチンスラですよ。(意味不明)

リングに上がったら殺される。そう思った黄は苦し紛れに「ああ…今日は中止になりました」と言ってみるも、ギーズ大佐は勝者はリング上で祝福するのではと問いつめる。
野暮用で失礼しますと何とかこの場から逃れたい黄。が、何でも見抜いてしまうギーズ大佐である。黄の半鉄仮面の下の傷のことも知っていた。
その傷はかつて閻王に上海を去れと警告された時やられたものだと。「ふ おれは情報武官だ 誰よりも地獄耳なのだよ 間違いないな?閻王!」
と閻王を見ながらギース大佐は言った。「ああ!! …なぜそこにいる!?黄西飛」拳志郎も黄を問いつめる。黄は少し唸ってからついに開き直った。
「そんな警告知ったことか―――――っ 上海は世界で最上の甘い蜜!少しくらいの危険がなんだ――っその一滴たりとも青幇に渡してたまるか〜っ」
しかし紅華会と青幇の抗争など興味ナッシングのギーズ大佐。黄にはやくリングに上がるよう命令する。「絶対いや…!?」黄が言いかけたその時、
悲鳴と銃声が響く。呉の部下達である。何だか様子がおかしい。閻王の首のことだけで銃を乱射して部下を殺す呉である。はやいとこ首を届けねば
今度は自分たちが射殺されると思ったのだろう、我先に閻王の首を獲ろうと躍起になっているのだった。
拳志郎に近づくギーズ大佐。東洋の神秘北斗神拳を楽しませて貰ったが、ここで見納めとは残念だと別れの言葉を告げた。しかし拳志郎は鼻で笑った。
「おっと 時間だ!!」拳志郎はいつの間にかタバコに付けていた印に、タバコの火が到達したのを見て呟いた。呉の部下達はリング上の閻王に気付き、
一斉に銃を向けた。撃ち殺せと命令する黄。「三(サン〜) 二(ア〜ルゥ) 一(イ〜)」拳志郎がカウントするとリングは凄まじい爆音を立てて爆発した!!
爆風によって煙が試合場を包み込む!状況が把握できない呉の部下は混乱しながら銃を乱射し、その流れ弾が黄に命中。しかし鉄仮面の部分だったため、
死なずに済んだ。だが、拳志郎が背後に来ていた。黄の首筋を指でスウと触れ、「細かいこと気にするな…どっちみちお前は死ぬ」と言った。
必死で命乞いをする黄。だが拳志郎は以前悪徳司祭から黄の懺悔を全て聞いている、最早生かしておく必要はないので指を突き入れようとした。
待てオレじゃない、悪いのは人殺しの許可した神様だと言い訳をする黄。だが黄は忘れていた。死神閻王とは閻魔大王、閻王が黄を地獄に落とす!
そっかと一瞬納得したが、その神と違うよと手をプラプラさせて笑う黄。その手首から突然刃物が飛び出した!!「イエス様だよ死ねえ!!」
襲いかかる黄!しかし拳志郎の拳の方が速かった。拳志郎の指は黄の鼻筋を突ききっていたのだ!!「あっ わ わかった去る!上海を去るから助けて」
悪あがきをする黄。黄の攻撃がかすったのか、拳志郎の頬に血がつたっていた。「いやもういい この世を去れ
漸く煙が晴れてきた。マントで身を守っていたギーズ大佐。気が付くと黄がカクカクと痙攣していた。カルネもそれに気付いた。
「あいたー痛たたた な なんでこんなに痛いの!イエス様の嘘つき!!アラーの神にすりゃよかったかなぁいや お釈迦様でも…そういや死神って…
閻魔大王って 寄付金 どこで受け付けてんだっけ 畜生ーっそんなに色々神に払えねぇ〜 だまされた〜っ わばばば」
そう言って黄色の頭部は破裂した!!
「ふふっまさに究極の暗殺拳…北斗神拳 拳ひとつで世界列強の勢力図すら変えかねん 霞拳志郎…あまりにも危険な男よ!」
ギーズ大佐は不敵な微笑みを浮かべながらそう言った。

黄西飛ニイイチンスラ。惜しいキャラが逝ってしまいました。今回は高い寄付金を宗教に渡しても救われないという教訓が込められていますな。(爆)
で、葉さんはどうなったんでしょう。多分李さんみたくしぶとく生きてそうな気がしますが。でも葉さんがギーズ大佐の剣で死んだとしたら、
拳志郎がギーズ大佐と戦う理由が出来ますなあ…。では。

2001/10/16
第十九話 決着の刻!!の巻
お久しぶりです。第一巻はもうお買い求めになられましたか?まだの方はニイイチンスラですよ。(意味不明)

電話のベルがけたたましく鳴り響く紅華会 三番頭 呉東来 邸 例のレバーでキコキコと受話器をたぐり寄せ、電話に出る呉。
部下からの電話らしい。慌てているらしい電話の向こうの部下を、慌てるバカはもらいが少ないと落ち着かせる呉。
当の呉は全裸巨乳美女二人のオッパイ枕でリラックス。
こんなのCYBERブルーのガザ様のオッパイ肘掛け以来だよ。(爆)
SAKONの徳川秀忠も全裸美女の口移しで酒飲んでたっけ。原哲夫漫画の巨悪は美女を侍らすのが大好きですな。(汗)ていうか、
この日記でオッパイなんて単語を入力するとは思っても見なかったですよ。(爆)オッパイで検索して辿り着いた方、残念でした。(んなやついねーよ)
部下は処刑遊戯に閻王が現れたことを告げた。「んで首はいつ届く?」とおきまり文句の呉親分。この単語を聞き美女二人は咄嗟に寝室を飛び出した。
しかしフランス軍の将校が閻王射殺を許さないと聞いて銃を抜く呉!しかし美女は既にドアの向こうだった!!銃殺し損じた呉は我に返るのだった。
「閻王」というキーワード聞いただけで逆上して近くにいる人間銃殺しちゃうってこと、この二人も知ってるのか。アブねえ。(汗)

その頃リング上では…ゴランは追いつめられていた。拳志郎が顔を晒しても黄も仏軍も動かない。拳志郎はそろそろ遊びの時間を終わりにするかとゴランに話しかける。
ゴランは、北斗神拳で自分が此処まで追いつめられたかと思った。しかし拳志郎はまだ北斗神拳は使っていない。なんという技の奥深さ、ゴランは北斗の恐ろしい技を勝手に想像して震えた。
あんまり期待するなよと指をコキポキ鳴らす拳志郎。するとゴランは両腕を広げ、降参のポーズ。俺が一発殴られて気絶してお終いにしようと言い出した。作り笑顔で頼みつつ、ゴランはジリジリと拳志郎に歩み寄っていた。
リングサイドの黄は自分の体をこわした閻王が近くにいるというのに、ギーズ大佐のお陰で手も足も出なくて苛ついていた。
その上黄は閻王に10万元もの賞金を賭けている。みんな張の所為だと思い張をにらみつけた。張は葉にはめられたと自分で頭を何度も叩いて言い訳し出した。教会で懺悔させてくれと頼み込む張。
しかし、閻王が試合に勝てば、八百長試合でカルネに殺されるし、ゴランが勝てば毒殺するつもりだった黄に殺される。最早張には後がなかった。

ゴランが、拳志郎に一歩近づき、拳志郎を捕まえた。ムエタイの極意は首相撲。拳志郎をロックし、
「おらシュッおらシュッ おらおらシュッシュッおらシュッシュッ」と何度も膝蹴りをぶち込むゴラン!!
首をホールドした膝蹴り地獄からは逃れられないと勝ちを確信するカルネ。「これで決着だな」ギーズ大佐が呟いた。
「もちろんです今夜は祝勝会で飲み明かしましょうぞ」「いや 葬式の間違いだろ」「え!?」
その時、拳志郎がロックされたままの首でゴランを持ち上げた!「首相撲など意味がない言ったはずだ俺に身体を触らせたらお前は死ぬと!」
「ほぉあ!! あたっ!! ほあたたたた――――っ」
拳志郎の無数の突きがゴランの巨体を宙に浮かせた!!着地したゴランの身体は、観客にわからぬように骨だけ砕かれていた。当門穴破指挿炸裂!!
あの世で青幇が待っている。ゴランは顔面から炮烙にもたれかかり、「あびゃちばちち」と倒れ込んだ。カルネはあのゴランが負けるなどと信じられない様子。
「くそぉ――っちくしょーっやりゃあいいんだろやってやる!!」張は銃をとりだしリングに駆け寄った。「閻王ー!! 死ねえ――っ」と発砲しようとしたその時、
銃を持った張の腕はいくつかの輪切りになっていた。ギーズ大佐の剣技の仕業である。「無礼者め… まだ遊戯は終わっていない」
その一部始終を見ていた黄は「う〜」と唸り、帰ろうとした。そんな黄にギーズ大佐は何か忘れていないかと声をかける。
「いつものようにリング上で勝者に祝福の儀式を!」ギーズ大佐は何でもお見通しである。俺のこと知らないと言ったくせによく知ってるじゃん、と心の中で突っ込む黄であった。

出た。出ましたよ。「あたたたた」が!!ひさびさにこの日記もテンション高くなったかと思います。(汗)
今週のバンチは合併号なので来週はお休みです。またかよ。でも23日にバンチ増刊号として原哲夫黄金伝説と言うものが発売されます。
内容は、北斗、Cブルー、花慶、影武者、中坊、それぞれの第一話をドォンと掲載。北斗、花慶、影武者は嬉しいカラー収録だそうです。
しかしCブルーが再び日の目を見る時がこようとは見抜けませんでした。影武者の弥八郎の口髭にも注目。読んだことない方は是非読んでファックな世界を楽しんで下さい。(汗)
因みに第一話なので、ガザ様のオッパイ肘掛けは出てきませんのであしからず。(爆)では。

2001/10/09
お休み
はい、お休みです。しかし今日は待ちに待った第一巻の発売日なので油断は禁物。
まあ、私は一日はやくGETしましたが。(爆)
あとバンチコミックス創刊記念(?)の無料小冊子というのがあるので、書店で見かけたらGETしましょう。(汗)
2001/10/02
第十八話 新たなる強敵!!の巻
どうも。最近このようなものが売っているので、買いなさい。あとリプレイJが休みです。

「ぉあたたたたたぁ」拳志郎が目にも止まらぬ速さの蹴りをゴランにぶち込む。ゴランは炮烙にもたれかかり背中を焼くことになった。
炮烙の熱さに逃れるためか、最早ダウン寸前なのか、両手両膝をリングのマットにつくゴラン。そんなゴランを見下しながら拳志郎は、
「立て 死を弄ぶ者にはそれに相応しい死に方がある」と挑発。しばらく間があってゴランがフラフラと立ち上がり、
「貴様も俺に殺されるか面がばれて軍に銃殺されるか 死に方を選んだ方が良さそうだな」と言う。いくらなんでも黄が気付くはずである。
が、当の黄はまだ気付いていない様子。

その頃廊下では、拳志郎を一緒に助けに行こうとする子英にじっとしていろと言い聞かせる葉さんちの姿が。
その時、「そうかやはり帰ってきたか」と背後から声が、葉さんが振り向くとそこにはマントを羽織ったロンゲの男が立っていた。
閻王の名は忘れた方がいいと、ナイフをちらつかせる葉さん。しかし男は余裕の笑みを浮かべている。「ヤロッ」葉さんが刺しにいった!
男はマントはサーベルを素早く抜き、刃を葉さんに向けて構えると葉さんの身体を一瞬にして何度も突いた!!それはまるで無数の刃が同時に突いているかのように見えた!

お調子者の張も、いい加減包帯男が閻王だと確信した。100万元の賞金首閻王、黄に教えれば幹部昇格と思った張は、さっそく黄に教えようとする。
が、さすがにカルネも疑い始めた。包帯男が葉で無ければ八百長。仕組んだ罪は死に値する。それを聞いて吃驚しかけた張だったがいつものポーズで何とか誤魔化した。
突然、黄が激しい頭痛を訴えた。ゴランを一方的にぶちのめす包帯男を見て、かつて閻王に吹き飛ばされた頭部がうずくのだ。
漸く黄も確信した。「あいつはあいつは閻王じゃねえか――張!!」黄は兵隊達に包帯男を撃ち殺すよう命令する。だが、兵隊達は銃を構えただけで撃とうとはしない。
兵隊達を止めたのは、先程のマント男だった。「発砲の許可は私の権限だ」若造が偉そうにしているのに怒った黄は、俺が黒社会の主だと怒鳴りちらすも、
マント男は前髪をパサッとキザな仕草で「知らんな!」の一言。黄は彼が新入りだから自分を知らないのだと思い、カルネに自分が誰だか教えて貰おうとした。
だが、知らなかったのは黄の方である。このマント男こそ、フランス陸軍情報武官 シャルル・ド・ギーズ大佐なのであった!!
カルネは、シャルルに黙ってこの賭博を行っていたようで、冷や汗がでっぱなしだ。
シャルルは椅子に座ると、紅華会と閻王の戦争を見せてもらおうかと言った。
「神も消えうせたこの世で 文明を無礼や混乱の氾濫から守るには至上の行いと言えるな」とシャルルは全てを見透かしていると言ったような表情で閻王に目線をやった。
シャルルの目線に気付いた拳志郎は、顔半部に巻き付いていた最後の包帯を引きちぎった。「お互い 死に方を決めた方が良さそうだな」

何か強そうなのでてきた!強そうなの!美形だし!!(汗)葉さんはまだ死んで無さそうですな。結構しぶとそうですから。(爆)
シャルルは剣技が得意なようで。なんかSAKONとかに出てきそうな雰囲気だし。いよいよ来週蒼天一巻発売だコラ。

2001/09/25
第十七話 ゴランの奥義!!の巻
どうも。あの聴コミがドラマCDになるそうです。詳しくは今週のバンチを読みなさい。あとわー太が休みです。

紅華会の四番頭、呉東来 邸にイタチの陳が訪れていた。陳が話を切り出そうとしたが、その前に呉がピストルを隠し持ってないか尋ねた。
何故かというと呉は閻王の話になると我を忘れてピストルを乱射してしまうからである。すでに四人も部下を撃ち殺しているのだから始末に負えない。
陳は閻王が横浜港から米国の商船に乗り、その船は上海に寄港していることを話した。それを聞いた呉の顔色が変わった。
陳が何故その事を真っ先に呉に報せたか。それは呉が潘と玉玲の始末を任されたからであり、それを閻王が知れば必ず呉の元へ現れるだろうからだ。
呉は生唾をゴクリと音を立てて飲んだ。その時、呉の後ろのドアが開き部下が入ってきた。なんと呉は車椅子に隠していたピストルを素早く取り出し、
「助けて」と繰り返し叫びながら乱射した!!またも部下を射殺してしまった呉。陳は「このハゲ持ってるじゃない…しかも何?この速い身のこなし!?」と思った。

大新世界では試合が続いていた。ゴランの素早い蹴りが拳志郎の包帯を切り裂いていく。ゴランは、仏領インドシナのフランス軍にいたことがあり、
隣国のタイに十三世紀から伝わるムエタイを身に付けたのだ。「地上最強の打撃が他の格闘技をな」と自慢げなカルネ。黄の焦った顔を面白がっているようだ。
包帯が引き裂かれた拳志郎を見て、黄は本当に葉なのかと疑い始めた。張はすでに別人であることを確信していたが、もし別人だったら自分の身が危ない。
張はなんとか黄の機嫌をとろうとするが、そんなことはどうでもよかった。黄が問題にしているのは賭け金のことである。
ゴランは剃刀のようなパンチとキックで拳志郎の包帯を切り裂いていく。閻王とばれるのは時間の問題だ。
攻撃と同時に「ヘナチョコ拳法」「拳法はクソ」などと中国拳法を卑下するゴラン。彼は青幇が自慢していた中国拳法を楽しみにしていたのである。
拳志郎がゴランの足を受け止めた。「中国拳法の文句は…… おれに言えぇ!!」
この時、顔の包帯は半分以上取れかかっており、最早バレたも同然かに見えた。ふと葉さんは子英に自分から離れるように告げる。
葉さんの身体には手榴弾が巻き付けられていた!拳志郎だけを死なせるわけにはいかず、黄の所へ飛び込んで自爆するというのだ。
自分がしっかりしていれば、潘や玉玲を死なせずにすんだと葉さん。「男にはどうしても避けて通れない死もあるんだ」
地獄へ行くのは自分だけでいいと黄の元へ駆け出そうとする葉さんを、子英は止めた。「おいらには例え地獄でも 父ちゃんと居るところが天国なんだ」

ゴランは驚いていた。自分の足を掴んでいる拳志郎の力を。拳志郎はゴランの軸足に蹴りを放った!!思わずかがみ込むゴラン。続けざまに拳志郎の拳が顔面にヒット!
吹っ飛ぶゴラン!!それを見ていた黄は開き直り「ガハハーいいぞ葉!!やっちまえー」と手を叩いて喜んだ。
驚きの隠せないゴランに拳志郎は「おい言えよ閻王がいると そこの奴らに泣きついてみろよ……俺は構わんよ」と言い放った。

ゴランはムエタイ使いでしたか。って、あの体格でムエタイか?(汗)くわえ煙草のまま戦う拳志郎スゲー。(爆)あと呉に撃ち殺された部下は悪人には見えぬ。
葉さんと子英の親子愛に感動しつつコト。

2001/09/18
第十六話 激突!!の巻
ただ前に出るだけ!先週は蒼天休みでした。あと台風でした。今週はエンヅェルハートとターキーヅャンキー休みだぞゴルァ。

包帯男=拳志郎は両手の人差し指だけで倒立を始めた。観客共は思わず「すげえ―――」…因みにケンシロウは右手の人差し指と中指だけで倒立できます。
賭け率が20対1になりゴランが負けるはずないと勝利を確信するカルネ。「トレビア―――ン」。倒立する拳志郎を「あほかこいつ」とゴランは見下した。
葉さん曰く、中国中の拳法家に喧嘩を売って歩いた拳志郎のやることはよくわからぬらしい。拳法家の血が騒ぐと言ったところか。
「リングで煙草吸う奴がいるのか?」と拳志郎にデカイ顔を近づけ睨むゴラン。拳志郎は「こいつは煙草じゃない 葬式の線香だ」と拳志郎。
「葬式?だれの!?」「おまえだよ」。その瞬間ゴランは右フックで拳志郎が口にくわえたタバコを吹き飛ばした。「チビ! 次はおまえが消し飛ぶか」
「ゴランさんまだよ まだまだぁ〜」と二人の間を割って入るレフリーが無駄にダンディーだ。(汗)
「う〜」と唸るゴランに「今まで何人青幇を殺した?」と突然拳志郎は聞く。しかしゴランは三つ以上は勘定できないニワトリの頭並だった!!
予想以上の頭の悪さ!(爆)拳志郎は呆れ顔でポケットから、どうやったのか既に火がついている煙草を取り出し、煙をゴランの顔に吹きかけ挑発。
会場大爆笑。怒るゴラン。「あぁダメだこりゃ あんなに怒らせたら万に一つも生き延びる可能性はない」と最早拳志郎の行動は理解不能と言った感じの子英。
黄はカルネにサシの勝負を申し出る。黄は包帯男に10万元賭けると言い出したのだ。勝ちを確信しているカルネは礼を言う始末。
そんなやりとりを見た張は、小声で葉が勝てるわけないと進言。しかし黄は、喧嘩は先に頭に来た方の負け、葉の爪には毒が仕込んであるんだろと余裕の表情であった。

そして、いよいよゴングが鳴った!煙草をふかす拳志郎に、ゴランは右ストレートを放ち、拳志郎を有刺鉄線ロープに吹っ飛ばす!!
「ふ――― すこしはやるじゃない」とアインみたいなことを言いながら立ち上がる拳志郎。強烈なパンチを喰らってフラフラでもタバコはくわえたままだ。
「おらあどした〜 かかってこい〜」フラフラ拳志郎。演技っぽいのは捨て置け!!「やっぱり駄目か―――っ」と観客&黄。
包帯男が馬鹿だと見切ったゴランは、いつもの調子で一発打ってみろと挑発。死の儀式の始まりだ。
「俺に身体を触れさせるとおまえ死ぬぞ」とくわえ煙草の拳志郎。それでもゴランは「ココだよココ〜」と右の顎を差し出す。
そこで拳志郎の目つきが変わった!強烈な裏拳が左の顎にヒット!!「えぎ」と空中で一回転するも、何とか着地するゴラン!
「そ そっち…… じゃないらろコッチって…いったれしょ」足下がふらつきダウンかと思いきや、なんとかこらえ柱にしがみつくゴラン。だがその柱は炮烙なので、当然火傷をするのであった。
おまえに殺された青幇たちの痛みを知るのはこれからだと指を鳴らし始める拳志郎。そんな戦いを見て黄はボクシングだけが格闘技だけではないとカルネに目をやる。
きっとカルネは焦っているだろう…と思いきや余裕の笑みを浮かべながら、「ゴランが得意なのはボクシングではない 今まではアレを使う必要がなかったのだよ!」と言う。

ゴランは台詞と裏拳で包帯男が閻王だと言うことがわかった。「俺は閻王と戦うためにこの上海に来たんだぜ」
そんなゴランを拳志郎は「ニワトリよりは頭が働くようだな」と挑発するのであった。

ゴランが今まで使う必要がなかったアレってなんですかね。流石に南斗無音拳では無さそうですが。(爆)
ゴランの体格からして泰山か華山あたりの奥義でも使うのかと妄想しつつコト。

2001/09/04
第十五話 驚愕の演舞!!の巻
どうも。山下たろーくん休みだぞゴルァ。

大新世界の前に止まった黒塗りの車に群がる人だかり。その車からデカイボクサー、チャンプのゴランが現れた。
この上海には俺より強いヤツはいねぇ、と自信たっぷりのゴラン。拳志郎達も群衆の中からそんなゴランを見つめていた…。

リングサイドの特等席には黄西飛とフランス租界巡査総長の姿が。賭け率がゴランに偏っているため賭けにならぬと巡査総長。
大丈夫と顔では笑っている黄ではあるが、心の中では高いファイトマネー払っているのにまだ足りないのかと怒り爆発寸前。
しかし黄もフランス租界警察の後ろ盾あっての紅華会の幹部。表だっては逆らえないのであった。
子英は何故拳志郎が今日の処刑遊戯に黄が来ているとわかったのかが、わからなかった。
拳志郎がペテン司祭の秘孔を突き、全てを吐かせたのは、賢明な読者諸兄ならばおわかりだろう。(爆)

控え室には葉さんと張がいた。葉さんは自ら処刑遊戯に出場を願ったらしい。張は葉さんの手の爪に毒を塗り即席(?)毒手を仕込んでいた。
張が爪に毒を塗り込むのを見て葉さんは、かつて張が風呂屋で爪切り屋をやっていたことをふと口にした。
それを聞いた途端張はキレた。昔がよっぽど嫌だったのか、葉さんを何度も蹴りつけた。
張が去ったあと拳志郎と子英が控え室に入ってきた。黄を殺す機会は処刑遊戯しかないと伝える拳志郎。勝者を祝福しにリングにあがるその時だと。
それを聞き、父ちゃんにさせるのは無茶だと言う子英に、拳志郎は包帯を持ってくるよう頼む。そう、包帯を巻いた拳志郎が代わりに出るというのだ!
「朋友の義気の前には 死すら軽いさ」

会場は既に盛り上がっており、ミスター包帯男青幇の葉の名が呼ばれていた。葉では弱すぎると会場はブーイングの嵐。だが、黄だけは『包帯男』の異変に気付いた。
タバコをふかしてなかなかリングに上がらない『包帯男』にいらついた黄の部下が、棒で叩こうとした瞬間、『包帯男』は飛翔白麗ばりの華麗なジャンプでリングへあがった!!
黄は、『包帯男』の体つきの良さは、包帯に綿を詰め見栄えをよくしたのかと勘違い。張もなんだかわからないがとりあえず話を合わせる。
観客達はそんな『包帯男』をみて大穴『包帯男』に賭け始めた。リングにコインを次々と投げ入れる観客。
突如、拳志郎は飛んできたコインを素早く掴み取り、握りつぶして見せた!!大いにわき上がる会場。
黄はモルヒネの打たせ過ぎだと張に話しかけるが、張はそんなことをした覚えはない。だがやはり話を合わせ黄の機嫌をとるばかりであった。
これで賭け率が変わると読んだ巡査総長は、ゴランに十万元つぎ込むのであった。

いよいよ来週バトルが見られるのでしょうか。しかし、原哲夫主人公は普段無口なのに突然力を誇示して目立とうとするのは何なんでしょうね。(爆)
「グッジョブ張!!」「カハッ」っつーことで、では。

2001/08/28
第十四話 臆面なき懺悔!!の巻
どうも。リプレイJ休みだぞゴルァ。買ったバンチの端っこが折れてて鬱です。買う前に見抜けばよかった。(爆)

紅華会幹部は教会での懺悔にまでフランス軍がついてくる。懺悔に来たのは「あ い た」の黄。
黄の側にはかつて葉さんの弟分だった張がいた。紅華会に寝返った張は、今では黄の腹心、大新世界の支配人である。
子英曰く、葉さんは三回も処刑遊戯に引き出されているらしい。張は黄に忠誠を示すため葉さんをいたぶり続けた。
青幇の幹部だった葉さんをさらし者にすることで紅華会の権勢を誇示するためでもある。

教会の中では張と司祭が話していた。「パッと一発よろしく ダァッとグッとくるヤツ〜お願いしますよだはは」…って、わけわかんねえよ(爆)
しばらくして黄の懺悔が始まった。懺悔室で手を合わせる黄。懺悔の内容は第三夫人の芳蘭が浮気したので相手の男を黄浦江に沈め
芳蘭も撃ち殺したこと、紅華会の掟により青幇を二十人ほど殺したこと、である。司祭が「罪人よ 祈りなさいさすれば…」と言いかけたところで黄が付け加えた。
フランス租界巡査総長ジャン・カルネが連れてきたボクサー・ゴランを殺す…と。ゴランってボクサーの名前だったのか。(汗)
ゴランは強すぎて賭けにならず、その上カルネは高額のファイトマネーを要求するからだというのだ。
「明日ゴランを殺しちまってもイエス様は怒らねぇよな」と黄。司祭はしばらく沈黙してからボソボソと何か唱え始めた。
「おお…なんと 主はお嘆きです 教会の南側の塀が壊れていますどなたかのお力があれば主はいかほど喜ばれるか」と司祭。
黄はその言葉の意味を理解し、札束をドンと机に置いた。「おお主はお許しになりました――― 明日のことは全く問題ないと」と司祭。
この司祭もやっぱ悪党か。(爆)

懺悔が終わり車で移動する黄。どんな罪でも寄付金次第で許してくれると大喜びである。黄の隣に座ってる愛人(?)はかなり頭悪そう。(汗)
黄は突然ゴランを殺す方法を思いついた。処刑遊戯で黄の闘士の爪に毒を仕込むというのだ。そして誰にやらそうかという話になった。
張が思いついた。葉さんを使おうと。火傷で誰だかわからないから賭場での人気もなくやりやすい…と。

場面戻って教会。今度は拳志郎が懺悔室に現れた。今まで闘って倒した人の数は覚えていない、これから上海の悪党共を一人残らず殺すが
神は許してくれるかと懺悔した。司祭は教会のイエス像の金箔が剥げ落ちてしまったと言う。しばらくして意味を理解した拳志郎が「いくらですか!?」
と尋ね、司祭は「いくらお有りで」と尋ね返す。拳志郎は小銭しか持っておらず、これで頼むと言った。司祭は「悔い改めよ!! 主はお怒りです」と
叫び、何か代わりの物はと言うと拳志郎は溥儀に貰った宝剣を差し出した。20万元はくだらない宝剣を目の当たりにし、
「おお… なんと奇跡が起きました 主はお許しになられました―――――っ」と宝の剣に手を伸ばす司祭。その瞬間拳志郎の手が司祭のその伸びた手を捉えた!
「おいコラ神が金の多少で罪を許すなんて聞いたことねぇぞ てめえペテンだな?」とすごむ拳志郎。
「ぶ 無礼な神を冒涜したら地獄行きですよ その手をはっ離しなさい!神はお怒り…」怯む司祭。
「神を冒涜しているのは…」と二本指を立てる拳志郎。そして司祭と拳志郎を隔てる窓(?)をその指で突き破り、司祭の口の中を突いた!!
「おまえだ」。ビシンと司祭の頭に電気が走ったような感覚。「上顎とう経絡秘孔を突いた お前は意志に関係なく俺の質問に答える」
待ってました秘孔の解説!やっぱこれがないとねぇ。(汗)
司祭は黄が懺悔した全てを語り始めるのだった…。

ついに秘孔の名と解説が出ましたな。口の中にも秘孔があるとは見抜けなかった!(汗)あと司祭の「わあっぃ」と言う叫びが笑えました。
ターキージャンキーの川村ちゃんが滝の秘孔を突いて解説してるのは捨て置けぬ!(爆)では。

2001/08/21
第十三話 虐殺の処刑遊戯!!の巻
二週間ぶり。レストアガレージ251休みだぞゴルァ。台風接近中。

葉さんをいたぶっていた紅華会の長髪ヤロウは、仲間にもう行くぞと言われるがまだいたぶり足りない様子。
仲間達は先に行くと葉さんの家を去り、長髪ヤロウは葉さんを再びいたぶりだした。堪えきれなくなった拳志郎は物陰からスッと出た。
拳志郎は長髪ヤロウの背後に立ち、右こめかみの秘孔を突いた!…なんか、拳志郎ってこめかみやら眉間ばかり突きますなぁ。他の秘孔もきぼんぬ。(爆)
長髪ヤロウはふらつきながら仲間のトラックが停めてある場所まで戻ってきた。葉さんを殺したかと聞かれても覚えておらず、
それどころか今まで何をやっていなかったかも覚えていない。どうやら秘孔の効果のようである。そしてトラックが走り出してから突然頭痛が走った…。

拳志郎は一体何を紅華会にされたのか葉さんに尋ねた。葉さんは処刑遊戯でやられたという。紅華会が仕切る巨大賭博場“大新世界”で今も青幇の仲間達が虐殺されているらしい。

拳志郎達は客に紛れ新世界へ潜入した。…なんかものすごい電飾なんですけど、1930年代ってこんなに電気使えたの!?(汗)
通路を抜けて見えたのはリングだった。ロープには有刺鉄線が巻かれ、四隅には石炭が燃えている銅柱=炮烙が。
炮烙とはかつて皇帝が逆臣を見せしめに焼き殺した刑具で、葉さんもこれにやられたらしい。皇帝を気取る紅華会は、上海の主のつもりなのだ。
リングには焼け死んだ男とそれを見て怯える男が。おそらく青幇だろう。その時炮烙の煙の中から巨大な影が、デカイボクサーが現れた!!
むやみやたらにでかい。原先生、こういう敵キャラ待ってました。(爆)
「拳さんほらあそこ」葉さんが指差したその先には「あ い た」が口癖の黄西飛の姿が。黄はマイクに向かって叫んだ。
「炮烙せよゴラン! あ い た そして上海市民の目に焼き付けるのだ!我が紅華会の威勢を 誰が上海の主かを」
待ったれや。ゴランってな神の国か!?(爆)
ゴングが鳴り、デカイボクサーは打ってごらんと男を挑発。男は手刀でボクサーの頬を打つが、全く聞かぬどころか指にダメージを負ってしまう。
ボクサーは今度は俺の番とばかりに右パンチを撃ち込む。男はこれを避けるが、パンチはグンと伸び、顔面にヒット!
男は炮烙に吹っ飛び、背中が焼ける。ボクサーは左手で男を押さえつけ、焼き続ける!それを見ている観客は皆大笑い。こいつ等最悪。
男はボクサーに唾を吐きかけるが、避けられてしまう。ボクサーは黄に目をやると、黄は親指を立てそれをクイっと下に向けた。
ボクサーは右ストレートで男の頭をうち砕いた!!
…葉さんはなぜこんな上海に戻ってきたか拳志郎に尋ねる。拳志郎は答えた。「おれは朋友を見殺しにはしない」と。

長髪ヤロウの頭痛はまだ続いていた。トラックの運転手が長髪ヤロウに目をやると、長髪ヤロウの頭部が歪んでいた!!
「ああ〜っ どおりで痛いわけだ」長髪ヤロウは「だんばっ」と断末魔を上げ破裂、その血飛沫で前が見えなくなったトラックは、崖から転落した。

デカイボクサーは後々拳志郎と戦うんでしょうな。今までみたいに指先一つでダウンではなく、「あたたたた!!」を激しくきぼんぬ。では。

2001/08/07
第十二話 青幇狩り!!の巻
百傑ポスターまだ届かねえぞコラ。携帯持ってねえから拳志郎待ち受け画面DLできねえぞコラ。鬱だ氏のう。(爆)

なぜ全身包帯姿なのか葉さんに尋ねる拳志郎。葉さんは事故だと誤魔化そうとするが、拳志郎が本物の閻王なら本当のことを話せと子英に言われる。
紅華会はフランス租界と警察と組んで青幇狩りを行っており、葉さんも紅華会にやられたのだった。生き残ったかつての仲間とは散り散りになり連絡もつかない。
突然外から地響きが聞こえた。青幇狩りだ。拳志郎は外へ駆け出そうとするが、子英に壁の隙間から様子を伺うよう言われる。
隙間から見えたのはなんと軍隊であった。警察どころか軍隊が紅華会の警備をやっているのである。
拳志郎は網の中へ入れられてバイクで引きずられる青幇の仲間の姿を発見し怒りに身を震わせるも葉さんにこらえるよう止められる。
「あんたに死なれたらもう…何の望みもなくなる」
捕まった青幇には死の選別が待っていた。ガタイのいい男や美女などはトラックで連れていかれ、老人などは殺されるのだ。

拳志郎は、葉さんの家へ紅華会の連中が来ることに気付いた。「豚の臭いが近づいている」
しばらくして、勢いよくドアを蹴って紅華会が入ってきた。「おう! まだ死んでねぇのか?」「うう… も も……もうすぐだよ…〜」
紅華会の長髪ヤロウは変な剣を取り出し、葉さんの服や包帯を面白半分に引き裂きだした。
包帯の下から現れた葉さんの痩せ細った身体。どんな拷問を受けたのか、肌はボロボロである。その光景を物陰で子英と共に見つめる拳志郎。
怒り爆発寸前の拳志郎。だが子英はそれを止める。父ちゃんの気持ちを察してやってと。
葉さんが丸裸になるその時、耐えられなくなった子英は拳志郎の胸に顔を埋め、泣いた。
ふと拳志郎と葉さんの目があった。そして葉さんは拳志郎に微笑んだ!拳志郎は涙した…。

笑顔で恥辱に耐える朋友、葉さんマンセー。私の中ではボルゲの拷問に耐えたバットを超えました。(汗)
とりあえず紅華会は全員皆殺しなんだろうなぁ。(爆)
しかし今回はいつになくシリアスな展開でしたな。来週はバンチがお休みのため日記もお休みです。では。

2001/07/31
第十一話 閻王の嗅覚!!の巻
フッフッフッ・・・ニヤリ。こんにちは、北條透です。(使い回し)
百傑ポスターまだ届かねえぞコラ。

前回拳志郎のカバンをすった少年、風呂に入っていないらしく拳志郎にはまだ臭いを感じるらしい。
拳志郎が去ったあと、拳王親衛隊みたいな奴らが紅華会三番頭・黄の部下の死体を発見する。死体は前回拳志郎がやった奴らである。
「こいつの死に方おかしくねぇか?」「弾痕もないのに吹き飛んでるぜ」「まっ こいつら頭おかしいから吹き飛び方もおかしいんだろ?」
おもしれえ冗談だ。(汗)因みに私の中では、アラビア装束=拳王親衛隊です。(爆)

少年は辺りを見回し、家に入った。「帰ったぜ父ちゃん!!」どうやら自分の家らしい。「父ちゃん!?」「う…」「ああ…生きてた!?」瀕死なのか父ちゃん。
「ううー〜… おお…子英か」トワッタ!!ワヒィィ!!父ちゃん、まるで漫☆画太郎が描いたヅャギ様みたいじゃん!!(爆)
とりあえず少年の名は子英らしい。子英は石でカバンを叩いてこじ開けようとしていた。瀕死のはずの父ちゃんはそれを見るやいなや飛び起きて
「大漁だなぁ―――っ」どうやら全身の包帯で具合が悪いと見せかけて働かないダメ父ちゃんらしい。
その上子供に危ないことやらせて、貧民の食卓よりダメじゃん。(爆)子英が殺され欠けたことを話しても「大変だったなぁ〜」だけだし。
子英は閻王からカバンを盗んだと明かすと、父ちゃんは閻王が居なくなってから拳法が使えるとどいつもこいつも閻王を名乗ると話す。
潘や玉玲、青幇の仲間がいなくなった上海には戻ってこないのだ。だが閻王がいれば紅華会など怖くない…。
「父ちゃん閻王知ってんの?」「ああ朋友だ」おいおいマジかよ(汗)
子英は父ちゃんが青幇だったことも信じていない様子。そりゃ、こんなダメ父ちゃんだもんなぁ。(汗)
そこで父ちゃんは、閻王のとてつもなく利く鼻で何度も命拾いしたことを話す…。

青幇が上海を仕切っていた頃、父ちゃんは潘の片腕で閻王は潘の客人だった。…って、父ちゃん顔がごつくて強そうだぜ。(汗)
唐親分との会合。潘曰くやばい会合らしい。
潘は青幇が仕切って平和になった上海で、阿片売買の為に中国人同士が殺し合うのはよそうといった話を持ちかける。が、唐達は笑ってごまかし、
潘達にワインをすすめる。潘がグラスに注がれたワインに口を付けようとしたその時、拳志郎がそれを止めた。
「臭ぇな 鼻が曲がりそうだぜこのワイン…」
拳志郎はワインを持ってきた眼帯ヤロウに飲んでみろという。どっかで見たようなシーンだ。(汗)
眼帯ヤロウはブルゴーニュ産の年代物で普段飲まない人には臭く感じるというが、拳志郎はそれでも飲めと強要。
眼帯ヤロウは唐に目をやる。唐は飲んだあと解毒剤を飲めばいいとアイコンタクトを送る。
「は〜っ ふぉ〜っ」と気合いを入れる眼帯ヤロウに「随分覚悟がいるんだなそのワイン」と拳志郎のツッコミが入る。
眼帯ヤロウは口いっぱいにワインを含んだ。「飲み込め」と拳志郎。飲み込む眼帯ヤロウ。「ぷは―― おいしゅうございます…これでよろしいか」
唐達はまた笑ってこれで安心だからと再び潘にワインをすすめる。この隙に眼帯ヤロウがこの場を去ろうとしたが拳志郎はそれを見逃さなかった。
拳志郎は、潘のグラスだけから唐の汗の臭いがする訳を話せと言うのだ。
突然、眼帯ヤロウは鼻血を流し、思わず「死んじまう」と叫んでしまった。すかさず父ちゃんは袖に隠してあった銃で唐達を射殺!!
「葉さんの早撃ち凄いねぇ」「いや拳さんのその鼻には敵わないよ」「拳さん 恩にきるよ」…人ぶっ殺したあとの会話とは思えぬほど爽やかだな。(爆)

この話を聞いても子英は、一日中寝てるから夢でも見てるんだとまだ信じない。葉は、本物の閻王なら匂いを追ってやって来るという。
その時、ドアの外から声が。当然拳志郎。吃驚する子英。葉は拳志郎を見るなり「け 拳さん」と声をかけた。拳志郎は、匂いでわかった。「葉さんか?」

先週死んだ阿片の売人の名は洪さんというそうです。
葉さん、拳志郎と共に戦うのかなぁ。で、やっぱり死んじゃって(汗)、子英を引き取るんでしょうか。
そして羅門とともに北斗神拳を学んでのちのコウリュウになったりして。(爆)ではまた。


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