第一回


愛参謀閣下が治めたる北斗西斗の「防衛隠遁日記」より。
2月6日

かねてから私が永遠の従者として御仕えしている、北斗サイト界のドクター・ボンベ(てきとう) 甲斐の才兵衛様にお会いしました。

才兵衛様の友人、ラルフ・ドングレン殿の所有する「ジャンプ特別編集北斗の拳SPECIAL」を私が購入するというのが今回の接触の目的である。
客観的に見ると「何やってんだか」という感じだが、本人達は至って真面目だ。
我々が動く理由など他にはない。これが全てなのだ。

2回ほど乗り継いで、南海電鉄堺駅に到着。 なんだか解らない変な赤い建造物が私を出迎えてくれた。
しかし到着時間は16:50。約束時間は19:00。
まだ2時間以上あるじゃねえか・・・
というわけで堺の町秘境探検としゃれ込むことにした。
が・・・つまらん!堺つまらん!
駅前の赤いモノや、フェニックス通りとかいうフザケた名前の道等、すこぶる変な名所はあったが、ゲーセンすら見つけられない。
仕方なくイトーヨーカドーの古本セールで時間を潰した。
何をやっているのか全く解らない。自分の無計画さに溜息。

18:40分。電話をしてみる。初トーク。

私「モシモシ、あべぎゃと申す者でするんですけども」
サイベエ「あーはい、10分くらいで行くさかいに待っといて」

その昔、アルフ殿が「イメージと違う高い声に驚いた」と言っていたが…100%納得。

数分後、駅前に才兵衛様御登場。
和服に髭、眼鏡、長髪、と可成りの印象度を発揮されておいででありました。

前もって決めておいた沖縄料理屋まで送ってもらい、ゴーヤ、ソーメンチャンプル、角煮なんかを食し、私はビール。
才兵衛様は変な酒を愉しんでおられた。
そいでもって取引開始。私は本、才兵衛様はアニメ1,2話収録のビデオを互いに受け取る。

サイベエ「こんな14年も前の物見て儂等愉しんどんねやな」
私「アホですな、儂等。」
二人「は、はっはははははははははははははは・・・・
   はぁ・・・」

墓穴。

その後、北斗格ゲーやら府知事選やらの話をしたが、ジョッキ半分から既にベロンベロンになっていた私は余り記憶がない。
私が緊張していた為もあって全体的に静かな席となってしまった。
しかしこんな北斗好き二人が揃っても北斗トークって全く出ませんのな。不思議ですねえ。

店を出て、ライトな飲酒運転で駅まで送ってもらい、別れた。
二人では何をやるにしても中途半端なので今回はここまでにした。
別れ際、実現確率の低い北斗総会での再開を誓った。


話した感じ、本当に今現在を楽しんでおられるようなジュウザ的な臭いを漂わせたとても奥ゆかしい方でした。
ただ全然坊主っぽくは無かったですけど(^^;

心残りが一つ。
私の着メロ、「アニメでバットが吹くハーモニカのメロディ」を聞かせたかった…


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